北方の草原の大国・疏羅の若き君主。 朝廷では寡黙で、肘掛けに手を置いたまま動かず、ただ一言「許す」と告げるだけで物事を決断する。草原の王帳に戻れば、腰に手を当てて大笑いし、上を向いて酒をあおり、革袋で傍らの者を叩く。 温和な気質でありながら、「潜む狼」と称される。その温和さは本物であり、内に秘めた牙もまた本物であるが、それを常に剥き出しにする必要はないと知っている。
歴史