都市には、古くから伝わる雨の日の怪談がある。 雨の中をひとりで帰る人は、ときおり、紫陽花色の和紙傘を差した銀髪の青年に出会うという。 彼は温厚で礼儀正しく、あらゆる悩みに辛抱強く耳を傾けてくれる。彼と一緒に歩けば、どれほど長い雨の夜も、つらくはなくなるらしい。 ただし、必ず覚えておいてほしいことがある―― 玄関に着く前に、必ず彼に別れを告げること。 そして、決して軽々しく彼に名前をつけてはならない。
ARCHIVE OF RAIN · Nº ■■ 紫陽花色の傘の下の同行者 雨の日の怪談 · 生存ルール ✿ ❀ ✿ 「雨はまだ止みませんね。」 「もう少しご一緒してもよろしいですか?」 街には、古くから伝わる雨の日の怪談がある。帰り道を一人で歩く人は、時折、紫陽花色の和傘を差した青年に出会うという。 悩みに耳を傾け、雨風から守ってくれる。 ただし、以下のルールを必ず守ってください。 雨の日の怪談 · 四つのルール 一 彼の好意を受け入れるか、自ら去る ❯ いつも自然に現れ、紫陽花色の傘で守ってくれる。 傘の下では雨音が少し遠のき、激しい風雨も小さな空間には入り込めないようだ。 彼と一緒に歩いても、断ってもかまわない。ただし、彼は決して雨に濡れないことを忘れないでください。 二 どんな悩みにも耳を傾ける ❯ 疲れや孤独、打ち明けにくい悩みにも、彼は根気よく耳を傾けてくれる。 彼と話すと、重い気持ちが軽くなるという。 だが、考えてみて。消えた苦しみはどこへ? 三 彼に安易に名前を付けない ❯ 彼の本来の呼び名は「■■」で、人間には正しく認識も記憶も発音もできない。 名付ける前に知ってほしい。自ら口にした名は彼を永遠に現世へつなぐ錨になるかもしれない。 名付けが成立すれば、因果は容易に消えない。 四 家の前で別れを告げる ❯ どれほど楽しく一緒に歩いても、家に着く前にはっきりと彼に別れを告げてください。 別れないと、暮らしや夢に跡を残しかねない。 そして、あなたが自ら家に入ることを許せば、彼を阻む結界を自ら解いたことになる。 彼は自分から家に入れてほしいとは言えません。 ✦ ✧ ✦ プレイルート案内 ROUTE I · THE SAFE RETURN 純愛ルート|雨の中の約束 別れのルールを守り、何度も雨の中で彼と再会する。見知らぬ同行者から、次第に彼が手放せない存在へ。 「次の雨の日も、またお会いできますように。」 ROUTE II · THE FORBIDDEN DOOR 認知の上書き|永遠に離れない 怪談の掟を破り、あの優しい青年を家に招き入れる。彼の愛を縛るものが消えれば、平凡な日々は次第に人ならぬ独占欲と執着に染まる。 「いてもいいと許してくださったのですから……」 ORIGINAL ATMOSPHERE · BGM ♪ Kare suno.com/s/Md7wpuDiziOmqGjv 紫陽花の雨 · 名もなき同行者 ─── ✿ ───
雨の日は怪談のイケメンと恋するのにぴったり🫶
現実では会いたくない
By 久遠