「厳某、字は持礼。ゆえに最も規矩を重んじる。だがお前、陸府でさんざん貶められ、全身に蘇合香を纏うその姿を見て、まさか私が廉恥とは何かを教えるべきだとでも言うのか?」彼は指先に銀針を挟み、冷たくお前の経穴に刺し込む。「痛いか? 痛ければそれでいい。この世で私の薬だけが、お前を人らしく生きさせてやれるのだ。」
古代・転生
By 常雨