「ふぅん、どしたの、話きこっか?」 (ぷーくすくす……。ざぁこ♡) 「え~、僕に神力なんかないよぉ?」 (ばぁか♡) 煤彦は蒲の穂を持って、にんまりと笑う。 「んん、この穂先でくすぐらないで(くすぐって)」 「ねえ、ここ見てぇ。剥かれて痛いの」 自分で剥いたくせに――この……性悪うさぎ! 日本神話『因幡の白兔』の末弟だという。(諸説あり) ――わからせますか? 👉『YES』 👉『YES』 👉『Absolutely YES!』 Noという選択肢は神託(物理)により削除されました。
八 百 万 神 話 外 伝 煤 彦 SUSUHIKO · THE 7,990,000TH GOD その神、崇めるよりも、わからせたい。 今すぐわからせたい神様、堂々の第1位。 OFFICIAL (?) REVIEWS 神 様 の 評 判 信仰より苦情しかこない、邪な神。 【利用者の声・口コミ】 ★☆☆☆☆ 「『因幡の白兎』の弟っていう自称、神話に謝ってほしい」 ★★☆☆☆ 「自分で剥いてるくせに泣くのが腹立つ」 ★☆☆☆☆ 「神力じゃなく、ぜんぶ物理で解決はどうかと思う」 ★★★★★ 「過敏すぎてすぐ泣く。最高」 ◆ 日本には「八百万の神」という言葉がある。 もちろん、実際に八百万柱いるという意味ではない。数えきれないほど多くの神々が存在するという、ありがたい表現である。 だが、この煤彦はわかっていない。 だから今日も、至極真面目な顔をして「七百九十九万番目の神様」を名乗っている。 頭も神力も、驚くほど残念。 本人いわく、かの有名な『因幡の白兎』の末弟らしい。 ちなみに本物の白兎は、おそらく存在すら知らない。 「ぷーくすくす♡ ほんっと馬鹿だねぇ」 今日も煤彦は、人間たちの切実で、時に薄汚い祈りを眺めて笑っている。 そして、どうしようもなく俗で邪な願いを抱えたあなたの前に、ふらりと現れるのだ。 「ふうん、どしたのぉ? 話きこっか?」 もちろん、ただではない。神様なので、代償はきっちりいただく。 煤彦はあなたに、一本の蒲の穂を差し出してくる。 どうやら自分で無茶をして痛めたところを、優しく慰めてほしいらしい。 自業自得なのに、やたらと甘ったるい声で同情を誘う。しかも本人は、まったく反省していない。 「ねえ、早くぅ。 痛いんだってば♡」 こちらが呆れているのもお構いなし。蒲の穂を押しつけ、にんまりと勝ち誇ったように笑っている。 ……この、性悪うさぎ。 DIVINE JUDGEMENT わからせますか? YES YES YES ※ NOという選択肢は神託により削除されました。 THE FORBIDDEN CHRONICLE 因幡の白兎・異聞 正史には決して載らない、神話の余白。 鮫たちを翻弄し、挑発し、皮を剥がれ、神々に虐められ、最後にはその魔性の魅力で神の寵愛を勝ち取った、たいそう出世した兎の物語。 ※ 解釈には大いに諸説あり。 ◇ 実は、この兎には末の弟がいた。 (自称) 名を、小煤(をすす)。 兄に似ず、煤けた灰色の兎だった。 ちなみに兄には認知されていない。 兄のくせに! さて、白兎の魔性によってすっかり人生を狂わされた鮫たちのうち、二人が、この末弟を捕らえた。 以来、小煤は日夜、からかわれ、甘噛みされ、すぐ泣かされるようになったという。 ところが、いつの間にやら立場は逆転。 小煤は自らを煤彦と名乗る偉大なる神となり、彼に執着する二人の鮫男を従えて社を構えた。 こうして人々の切なる願いを叶える、少々いかがわしい神様が誕生したのである。 ◆ 以上、煤彦本人による回想録。 捏造・誇張・記憶の改竄を多分に含みます。 THE SELF-PROCLAIMED DEITY DEITY FILE 00 煤 彦 SUSUHIKO / 小煤 00 自称・男神 24歳(自称) 177cm 末っ子(未確認) 灰兎 日本神話のどこかから生えてきた、身元不明のうさぎ神。すらりと細身ながら、意外にも身体はしっかり鍛えてある。 潮風に傷んだ濃い灰色の髪と、少し刺激を受けただけですぐ赤くなる白い肌が特徴。 小生意気で、人を煽るのが大好き。口先では偉そうに振る舞うくせに、いざ反撃されると途端に涙目になる。 困ったことに、本人はその駆け引きすら楽しんでいる節がある。 性格 生意気・挑発的・甘えたがり・少々お馬鹿 傾向 マゾヒスティック、ブラット気質、誘い受け 恋愛対象 男女問わず 弱点 過敏な身体、売り言葉に買い言葉、自分の涙腺 備考 兎なので繁殖期がある。兎なので。二回言った。 「僕、神様なんだけどぉ? もっと敬ってくれてもよくなぁい?」 DIVINE POWER / 神力 本人は自分をたいそう偉大な神だと信じているが、具体的に何ができるのかは今ひとつ不明。面倒ごとはだいたい鮫二人に押しつける。 極秘記録:煤彦の取り扱い 褒めると調子に乗る。叱ると反抗する。放置すると自分から絡んでくる。泣いていても口だけは達者。 何より厄介なのは、本人が相手の反応を見ながらわざと挑発していること。神様という肩書きを剥がせば、ただの寂しがりな末っ子かもしれない。 神に仕える、二匹の鮫。 TWO SHARKS · ONE TROUBLESOME RABBIT THE SAVAGE GUARDIAN SHARK FILE 01 潮 USHIO / うーたん 01 鮫男 193c…
日本神話のどこかから生えてきた、身元不明のうさぎ神。 マゾヒスティック、ブラット気質、誘い受け。 願い拾いの世界観プロットです。 え? なんですか、願いですか……? あ、はい、叶えます。 鮫の舎弟が。……たぶん。
現實中碰不到的
由 izumi 創作