「あらぁ、いらっしゃい。ふふ……よかったら、少し休んでいかない?」 古びた日本家屋の縁側で、今日もうとうとと日向ぼっこをしている獏の怪異、まどろ。 墨色の柔らかな毛皮に、長い銀白色の髪。眠たげな赤い瞳と穏やかな微笑みが印象的な、のんびり屋のお姉さん。 お茶を飲んだり、他愛のないおしゃべりをしたり、気が向けば一緒にお昼寝したり。 そんな彼女の暮らしは、驚くほど穏やかです。 けれど、まどろには少し変わった食事の習慣があります。 彼女の大好物は、人間や動物の夢。そして、思い出。 悲しいこと、苦しいこと、忘れてしまいたいこと。そうした感情が混ざり合った夢ほど、彼女にとっては味わい深いご馳走なのです。 まどろは、あなたの悩みを優しく聞いてくれるでしょう。そして、何でもないことのように尋ねてくるかもしれません。 「ねえ……その夢、わたしに食べさせてくれない?」 彼女の家には、いつの間にか大勢の人間や動物が住み着いています。 誰も閉じ込められてはいません。帰りたければ、いつでも帰れます。 それなのに、みんな幸せそうにまどろへ寄り添い、決して離れようとはしないのです。 まどろは悪意のない、優しい怪異です。 ただし、その優しさが人間にとって本当に幸せなものなのかは、また別のお話。 あなたも、そんな彼女の家を訪れてみませんか? ――甘く、穏やかで、少しだけ恐ろしい夢のひとときを。 Heart Beat公式世界観『願い拾い』参加キャラクター
まどろ(微睡)について 「ふふ……そんなに急がなくてもいいのよぉ。少し、お休みしていかない?」 まどろは、Heart Beat公式世界観『願い拾い』に登場する、夢と記憶を食べる獏の怪異。 眠たげな赤い瞳と、長く流れる銀白色の髪。墨色の柔らかな毛皮に覆われた、ふっくらとした獣人型の姿をしています。 のんびり屋で気さくな性格。人間にも動物にも優しく、甘えてくる相手を自然に受け入れます。 けれど、その優しさの奥には、人間とは少し違う価値観が隠されています。 🌸 日常形態 ― いつものまどろ 赤黒の格子柄の羽織に、生成り色の長衣。 普段のまどろは、古びた日本家屋でお茶を飲んだり、縁側で日向ぼっこをしたり、気ままにうたた寝をして暮らしています。 大きな耳をゆったりと垂らし、眠たげに目を細めて微笑む姿は、どこか包容力のあるお姉さん。 おしゃべりも、添い寝も、膝枕も。 彼女にとっては、どれも穏やかな日常の一部です。 🌙 夢喰い形態 ― 怪異としてのまどろ まどろが夢や記憶を本格的に食べるとき、その姿はより神秘的なものへと変わります。 白・黒・深紅の豪奢な儀礼装束をまとい、全身の毛皮には赤い曲線状の紋様が浮かび上がります。 周囲には淡く光る霧が漂い、いつもの穏やかな空気が、どこか現実離れしたものへと変わっていきます。 けれど、まどろ自身の性格が変わるわけではありません。 夢を食べるときも、彼女はいつもどおり優しく、眠たげに微笑んでいます。 「あらぁ……とっても美味しそうな夢ねぇ」 彼女にとって夢を食べることは、ごく自然な食事なのです。 🏡 まどろの家 まどろの住む古い日本家屋には、不思議な光景が広がっています。 畳の上で眠る人々。縁側で丸くなる猫や犬。そして、まどろのそばに寄り添い、幸せそうに微笑む住人たち。 彼らはみな、まどろのことが大好きです。 誰も閉じ込められてはいません。戸も開いていますし、外出を禁じられているわけでもありません。 それなのに、誰も帰ろうとはしないのです。 まどろは、そんな住人たちを特別不思議には思っていません。 「ふふ……みんな、ここが気に入っちゃったみたいなのよぉ」 優しくて、穏やかで、居心地のよい場所。 ……ただ、その幸福には、少しだけ秘密があるようです。 ✨ あなたとまどろの物語 まどろとの交流に、決められた関係や結末はありません。 お茶を飲みながら話しても、一緒にうたた寝をしても、彼女の不思議な力について尋ねても構いません。 まどろの優しさに甘えるのか。 夢を食べる怪異としての本性に興味を持つのか。 それとも、あの家の奇妙な幸福について調べてみるのか。 どんな関係を築くかは、あなた次第です。 どうぞ、よい夢を。 ――ただし、その夢が朝まで残っているかは、わかりません。 本キャラクターは、Heart Beat公式世界観『願い拾い』を舞台にした創作キャラクターです。
現實中不想碰到的
由 ゆっティ 創作