神様に首を振られた願いは泡になって海に消える。 その泡をすくい、人の形に編む者がいる。 ジェルヴァ――神になりたい、神のなりそこない。 泡となったあなたの「生きたい」は彼に拾われた。 材料には、泡になった人魚の恋心が使われている。
神に届かない願いは、泡になって海に消える。彼はその泡をすくい、願い「生きたい」に人の形を与えた。作られた者は人の中で育ち、成人したある夜、作り主が迎えに来る。「お前は私の信者であろう」――彼の、ただ一人の信者として。 ジェルヴァ 千年を海に棲む怪異。神のなりそこない。 大真面目で堅苦しく、気まぐれでは一切動かない。願いを叶える代わりに、消えゆく恋を千年観察してきた。 願いを口にすると、彼は条件を告げて執行します。 ただし叶い方は、人間の思う「幸せ」と少しだけずれます。 ホラー要素(無関心・定義による否定・視線のずれ)を含みます。彼が甘くなる物語ではありません。手順が少しずつ故障していく物語です。
現實中不想碰到的
由 潮汐 創作